近年、私たちの働き方は劇的に変化してきました。特にコロナ禍を経て、多くの企業がリモートワークを採用し、働く場所や時間の柔軟性が飛躍的に向上しました。ITコンサルティング業界では、TeamsやZoomなどのオンラインツールが日常業務に欠かせない存在となり、場所にとらわれない働き方が浸透しています。このような変化の中で、多様性を尊重し、全ての人がその能力を最大限に発揮できる職場環境を整えることが、企業の成長と持続可能性を実現するうえで重要視されています。

私たちライフ＆ワークスは、2017年に「働く時間に制約のある人のためのコンサルティング会社」として設立されました。設立当初から、コンサルタントがライフステージやニーズに合わせて働ける環境を提供することに特化し、時短勤務やテレワークを含む多様な働き方を実現してきました。しかし、既に時短勤務やテレワークは当たり前と認識されている風潮もあり、その実態を確認するために「コンサル女子の働き方調査」を実施しました。
調査の結果、意外な現実が明らかになりました。時短勤務を希望する女性コンサルタントが75％に上る一方で、実際に時短勤務で働いているのはわずか4％。さらに、36％が「テレワーク＋時短勤務では正社員の募集がなかった」と回答し、31％が「常時時短勤務では正社員の募集がなかった」とも答えています。この調査結果を見て、ライフ＆ワークスのアプローチが正しいことを確信するとともに、依然として日本の企業では多様な働き方を受け入れられていない現状を認識しました。

また、多くの日本企業では、時短勤務者を採用しても、フルタイム勤務者を基準とした人事制度により、時短勤務者は様々な局面で不利な状況に置かれています。ライフ＆ワークスでは、「働く時間に制約のある人」を基準に人事制度を設計し、以下のような「働きがい」や「モチベーションアップ」に繋がる要素を実現しています。

• 常時時短勤務者の正社員採用
• 働く時間に関係なく成果を公平に評価する仕組み
• 昇進・昇給の早さ
• 高い報酬（時給）

さらに、地方在住者を正社員として採用し、フルリモート＋時短勤務で地方在住のまま働ける制度も拡充しています。これにより、全国の働く時間に制約のある方々にコンサルタントとして輝ける機会を提供し、地方創生にも貢献しています。

設立以来、働く時間に制約のある人たちがコンサルタントとして輝ける未来を創り出すために事業を進めてきました。ダイバーシティの推進は、日本企業の未来を切り拓く鍵です。これからも全てのコンサルタントが自分らしく働ける環境作りに全力を尽くしていきたいと考えています。
私たちと共に新しい時代を築いていきましょう。

株式会社ライフ＆ワークス
代表取締役社長　　秋葉　尊